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隔月刊『風景写真』の撮影会 レポート&講評会

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辰野 清さんと行く秋の松之山、ブナと棚田を訪ねる3日間【WEB講評会】

懐かしい山村風景が広がる松之山で開催された撮影会。
期間中には、紅葉のブナや柿の木などをはじめ、早朝に訪れた棚田では霧が眼下を包み込む
千載一遇のチャンスにめぐり合うことができました。
「WEB講評会」では、参加者の皆さんが期間中に撮影した写真の中から、
講師の辰野 清さんがセレクトしてコメントします。



舘岡保夫さん「狭霧たつ棚田」
日の出の頃の幻想的なドラマも終息に近づき、日常ののどかな棚田へと変化する一瞬を
捉えました。手前に入れた枯れススキが秋の風情を誘っています。
また霧の動きのバランスを見ながら、大きな水田を手前に配置して画面を構成したことで
安定感が増し、格調高い風景になりました。



古沢修一さん「プリズムの小径」
知らないうちにコツコツと自分の風景を撮っていたのですね。秋光に輝くススキに見守られ、
古沢さんの心は憧憬への小道を歩いて行ったのでしょう。
虹色の光の屈折は、童心の楽しい思い出と見ることもできます。出会いの発想を優先した
独自の表現が光ります。



小原ハルミさん「無題」
秋葉が舞う池のほとりで、小原さんに小さな出会いがあったようですね。
まだ緑葉をまとう小さな木を、森の仲間たちが見守り応援しているような、曲線と直線を
うまく活かした画面構成が独創的です。
青空の効果もあり、生命力溢れる森の会話が聞こえてきます。



斉藤紀子さん「錦の袋帯」
蔦の葉の落ち茎が露わになった姿を見て、錦の袋帯に例えた斉藤さんは感性豊かな人
なのでしょうね。逆光に輝く紅葉の縦のラインに西陣の経錦をイメージしたのでしょうか。
そのように見ると、日陰の黒染めと朱色の織糸のコントラストに雅な美しさが
感じられるから不思議です。



佐藤宣臣さん「風雪に耐えて」
豪雪地帯の過酷な環境に耐えた生命の造形を、広角レンズで撮影したことでより力強く表現
しています。光の動きを見ながら強い光を避けて撮影したことで、あがりこブナの複雑な
陰影を描くことができました。モノクロを選択した表現からは、造形への感動をストレートに
表そうとする佐藤さんの気合が感じられます。



白子優子さん「秋深し」
秋の収穫が過ぎた山里。田んぼに残った稲株と取り残された柿の彩りにどことなく
やるせなさが漂う風景です。
伸びた庭草から察するに、茅葺き屋根の住人は今はもう居ないのかも知れません。
目立つ曇り空をうまくカットして、それぞれの趣を端正な構成でまとめた作品です。



市川貴史さん「銀杏染」
地面を埋め尽くす銀杏の落葉が、行く秋の憂愁を誘っています。まるで金色のタペストリーを
敷きつめたような美しさがありますね。力強い樹根を構成の軸としたことで、幾久しく繰り返す
命の燃焼であることも示唆しています。
落葉に包まれるような緑色の草も、季節の移ろいとともに大地に馴染んでいくのでしょう。





# by fukei_photo-tour | 2012-03-01 11:09 | WEB講評会

辰野 清さんと行く秋の松之山、ブナと棚田を訪ねる3日間【1】


美人林で有名な松之山で開催された「辰野 清さんと行く秋の松之山、ブナと棚田を訪ねる3日間」。
2日目の早朝には素晴らしい光景に出合ったのですが、
実は常連の参加者の方の間では、以前から「辰野さんの撮影会では何かが起こる!」と
噂になっていたそうです。
その2日目の様子については、後ほどレポートするとして、
まずは初日の出来事から……。



最初に訪れたのは、まるで昔話に出てくるような佇まいの大厳寺というお寺。
境内に立つイチョウの大木が、鮮やかに色づいていました。



イチョウの大木の下に広がっていたのは、黄色い落ち葉の絨毯。



まるで毛が生えているようなフシギな形をしたツタウルシを撮影中。



さらに次の場所では、色づいた柿の実と茅葺き屋根の古民家が、
懐かしい日本の山里の姿を見せてくれました。



撮影を終えて宿に戻ると、すぐにセミナーが始まりました。
このセミナーでは、辰野さんが一枚の作品を作り上げるまでに、どのようなカットを
撮りながらフレーミングを追い込んでいくのか、途中で撮影した写真も上映しながら
解説するというもの。
ふだん目にすることのないカットを見た皆さんからは、「とても勉強になった!」
「わかりやすかった!」との声が次々とスタッフに寄せられました。


そして翌日、2日目の早朝。
この朝は美しい棚田が広がる星峠で撮影したのですが、そこでドラマチックな光景と
出合うこととなったのです。
その時の出来事はまた次回……というのは少々勿体ぶっているので、
少しだけご紹介すると……。


星峠に着いた一行が目にしたものは、眼下を覆い尽くす霧の海。
東の空が色づき、周囲が徐々に明るくなってきました。



杉木立は、まるで霧に浮かんでいるようでした。

ということで、今回はここまで。
次回のアップをお楽しみに!


# by fukei_photo-tour | 2012-02-22 10:55 | 撮影会レポート

マクロの達人・江口愼一さんと訪ねる秋色の月山【WEB講評会】


美しいブナの原生林が広がる東北の名峰・月山。
この地を知り尽くした江口さんの案内で、紅葉に包まれた滝や沼の畔のブナの彩り、
朝日に輝く湖面など、期間中にはさまざまな被写体を撮影することができました。
「WEB講評会」では、参加者の皆さんが期間中に撮影した写真の中から、
講師の江口愼一さんがセレクトしてコメントします。



永井敏夫さん「地蔵池の秋」
夕方の斜光線によって浮かび上がった池の情景が、とても艶やかに表現されています。
対岸の味わい深い樹景に的を絞った構成が秀逸でしたね。
手前の草木のシルエットの活かし方も的確で、おもしろい効果を上げています。
メリハリの効いた画面に仕上げられました。



加藤澄子さん「朝つゆ」
とても瑞々しい作品ですね。朝露のひと粒が実にシャープに描写されていて、
その滴の中の映り込みも印象的です。光の円ボケを活かした表現も美しく魅力的で、
清々しい空気感が感じられる写真になっています。
動きのある緊張感を覚える画面構成が秀逸でしたね。



滑川敏行さん「秋の陽」
秋の穏やかな光に縁取られたブナの樹景が、とても印象深く表現されています。
ラインライトに光る幹の表情が美しく魅力的ですし、背景の紅葉の森の情景と絡めた
画面構成がバランス良くまとまっています。
明暗のコントラストが画面を引き締めて、メリハリを与えています。



小川三良さん「秋の宝」
やや視線を下げて、水面に映り込んだ情景に的を絞ったフレーミングが秀逸です。
その思い切った切り取りによって、実に個性的な表現となっています。
とてもバランス良く構成されいて、水辺の瑞々しさや秋の爽やかな空気感が伝わる
画面に仕上げられました。



小池福子さん「秋の彩」
落葉して裸木となった樹木とその奥の紅葉を重ね合わせて、おもしろい演出効果を
生み出しています。手前の樹に味わいがあり、画面全体として趣きも
感じさせる表現になっています。
深みのある色調描写に配慮した露出設定が的確でしたね。



齋藤建彦さん「寄り添う木々と見守る仲間たち」
特徴的なブナの幹のラインに着目し、とてもユニークで独創的な絵づくりをされています。
低い視点からブナを見上げるようにして狙い、超広角レンズで
ワイドに捉えたフレーミングが秀逸でしたね。
周囲の樹々も巧みに活かし、迫力を覚える画面にまとめられています。



松本修一さん「曙光」
朝焼けの温もりを覚える色調が印象深く描写されています。
シルエットで捉えた山の表情が画面を引き締め、雲のフォルムが画面全体に
動きを与えています。ややアンダー気味の露出設定がピタリと決まり、
コクのある色合いが得られました。


# by fukei_photo-tour | 2012-02-20 12:01 | WEB講評会

マクロの達人・江口愼一さんと訪ねる秋色の月山【1】【2】

【1】
皆さま、新年あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします。

大変遅くなりましたが、
昨年の秋に開催された月山撮影会のレポートをお届けします。


開校式後にまず向かったのは、宿から車で数分の地蔵沼近くのブナ林です。



こちらは地蔵沼。美しい姿で一行を出迎えてくれました。



江口さん(右)のフレーミングを見る参加者の皆さん。
江口さんは、ススキに夕日を絡めながらボケ味を活かす撮影方法を解説してくれました。



翌早朝は、月山に続く林道脇でブナの紅葉を撮影。
道路の両側にはブナの巨木が数多く見られました。




朝食後は、室内でマクロ撮影の“実践セミナー”を実施。
江口さんから撮影方法をレクチャーしてもらった直後に、
自分ですぐに実践して確認できたので皆さんにとても好評でした。



セミナー後は宿の近くにある弓張平へ。桜の木がきれいに色づいていました。



紅葉を撮影していた江口さん。
水滴がついた落ち葉を発見すると、すかさず地面に寝転がりマクロ撮影モードに。




その日の午後は、巨大な赤い鳥居が印象的な湯殿山神社へ。



湯殿山神社から宿に戻る途中、眺めのいいポイントで撮影しました。
美しい紅葉が広がる雄大な風景に、参加者の皆さんは夢中で撮影していました。


早朝に美しい光景が次々と現れた3日目以降のレポートは、また次回アップいたします。
近日中にアップする予定ですので、どうぞお楽しみに!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


【2】
大変お待たせしました!
月山撮影会の3日目以降のレポートをお届けします。
前日の天気予報では、あまりいい天気ではなかったのですが、
3日目の早朝は美しい光景が次々と現れたのです。


まずは弓張平に到着すると、日の出とともに素晴らしい自然のショーが始まりました。



日が昇ってしばらくすると、今度は背後に大きく半円の弧を描いた虹が出現!



その興奮冷めやらぬうちに、雲間から差し込んだスポット光が
眼下の湖を美しく照らし出しました。



通り雨の雨粒が、落ち葉の上できれいに輝いているのを見つけると、
すかさずマクロレンズを装着して撮影開始!



朝食後の撮影風景。かなり山奥で撮影しているようにも見えますが、
実はこの場所は宿のすぐ裏手にある沼なのです。
周囲の紅葉と水面に浮かぶ落ち葉がきれいでした。



午前中は“あがりこブナ”の巨木を撮影し、午後は鶴岡市の七ツ滝へ。
七ツ滝は日本の滝100選のひとつで、皆さんはその美しい姿を夢中で撮影していました。


撮影会の期間中に宿泊した「まいづるや」は、
山形駅から車で1時間ほどの月山志津温泉にあります。
食事がおいしい宿として人気が高く、最近はテレビなどで紹介されることも。

この他にも山菜の天ぷらや山形名物の芋煮など、さまざまな料理が出てきました。
旬の素材を活かした料理は絶品です!



江口さんが持っているのは、月山山麓しぼりたて濁りワインの“ほいりげ”。
“ほいりげ”は、ビンの中で常に発酵しているので生ワインとも呼ばれ、
シャンパンのような味わいが特徴です。



最終日は地蔵池の近くにあるキャンプ場で紅葉を撮影。
しばらくすると光が差し込み、朝露がキラキラと輝きました。



最後の撮影で訪れたのは、ブナの二次林。
ここでも江口さんは自分のフレーミングを皆さんに公開していました。


月山の美しい紅葉を満喫した参加者の皆さん。
「次回もまた、ぜひ来たいです!」との言葉を残し、撮影会は終了となりました。

# by fukei_photo-tour | 2012-01-05 17:10 | 撮影会レポート

鈴木一雄さんと辿る風景多彩な新緑の小国【WEB講評会】

例年よりも雪解けが遅かった飯豊山麓の小国の森。
期間中にはカタクリの群生地や川霧湧く渓谷、そして霧に包まれたブナ林など
さまざまな被写体を撮影することができました。
「WEB講評会」では、参加者の皆さんが期間中に撮影した写真の中から、
講師の鈴木一雄さんがセレクトしてコメントします。

なお、鈴木さんのご厚意により、今回に限りお一人さま2作品ずつ講評します。


町田欣也さん「夜明け前」
夜明け前の雰囲気がよく表れている作品です。山の上にたなびく雲を一番形のいい時に
捉えていて、適正な露出で妖艶な感じを見事に表現しています。
まるで絵画を思わせるような一枚です。



町田欣也さん「艶やかに」
ブナが立ち並ぶ様子を力強く切り取りましたね。
題名通りに、雨に濡れたブナの幹肌の艶やかな美しさがしっかりと描かれています。
木の背景が明るいことで、より強く光が感じられる画面になりました。



千葉慶胤さん「ぶな歓喜」
いくつも枝分かれしているブナの巨木が、雨に打たれてしっとりとした光景を情感豊かに
描いています。広角レンズを使う場合は、カメラ位置の選択がとても大切ですが、
いいポジションを選んで撮影しています。露出も適正です。



千葉慶胤さん「朝霧の里」
まるで中国の山水画を思わせるような風景です。山肌や田んぼのディテールをわずかに残す
青白いローキー気味の露出が絶妙です。田おこしが始まる前の画面手前の田んぼから、
小国の遅い春が感じられます。




関口俊夫さん「午後の水面」
切り詰めた露出により、湖面の表情がくっきりと浮かび上がりました。
明るめの露出では決して描けない、水面の模様とシルエットの木立の造形美が実にうまく
組み合わさっています。アップ気味に捉えて正解でした。



関口俊夫さん「妖精の唄」
前ボケをうまく配置しながら、縦位置で主役を上手にフレーミングしています。
ピントも蘂(しべ)にきちんと合っています。タイトルと写真がマッチしていて、
画面構成にもまったく無駄がありません。




# by fukei_photo-tour | 2011-09-06 10:57 | WEB講評会

辰野 清さんと行く春の伊那路、桜三昧の旅!

例年より開花が遅かったものの、撮影会の期間中には見事に満開となった伊那谷の桜。
しだれ桜やエドヒガンをはじめ、スイセンやコブシなど季節の花々にも
出合うことができました。
「WEB講評会」では、参加者の皆さんが期間中に撮影した写真の中から、
講師の辰野 清さんが一枚を選んでコメントします。


奥村静子さん 「春の彩り」
桜など千両役者が揃う春においては、姿形の割には椿の印象は比較的薄いと思います。しかし、奥村さんはしだれ桜の影で楚々と咲く一輪に注目したことで、椿が春の主役を演じましたね。視点の鋭さが個性として感じられます。背景の空が明るく、椿が黒く潰れてしまう難しい場面ですが、わずかな光に注目し露出を上手に決めています。



北岑順彦さん 「早春」
真っ白な雪山と澄みわたる青空、田おこし間近の田んぼの畦道に咲く満開のスイセン。まさに信州を代表する絶景ですね。アングルを低く構えて、スイセンと雪山が気持ちよさそうに会話しているような構成が、北岑さんの拘りなのでしょう。スタンダードな作風ですが、長く飾っても見飽きない美しい作品です。



舘岡保夫さん 「よりそって、春」
田園風景ならではの、のどかな春の空気感がいいですね。ゆっくりと温められ、蒸すような土手や枯れ草の匂いも感じられます。舘岡さんは一足早く春を迎えたコブシの大樹と桜の若木の対比に、春のささやきを聞いたのでしょう。もう人気の無い旧家も繰り返す時代の流れを感じさせ、味わい深い脇役として生きています。



# by fukei_photo-tour | 2011-07-01 16:03 | WEB講評会

鈴木一雄さんと辿る、風景多彩な新緑の小国【1】【2】

【1】
今回の撮影会では、飯豊山麓の森で芽吹き始めたばかりのブナの巨木と
残雪を心ゆくまで撮影する……はずでした。
ところが、残雪があまりにも多く、その森に通じる道路が開通していなかったことから
急遽予定の変更を余儀なくされました。

そんな状況にも関わらず、小国に通って20年の鈴木さんが案内してくれたのは……


小国町の横川ダムの畔。
湖から顔を出す新緑の木々と、太陽の光を受けてキラキラと輝く
湖面のさざ波のハーモニーが絶妙でした。




翌日の早朝には樽口峠へ。到着してしばらくすると、
残雪の飯豊連峰の上空に不思議な形をした雲が現れました。
この雲の出現は、天気が崩れる前触れだったのでしょうか!?
というのも、この数十分後に夕立のような雨が突然降ってきたからです。



山奥で撮影しているように見えますが、
実はこのカット、撮影会で泊まった梅花皮荘の脇から撮影したものです。
雨が激しくなったため樽口峠から宿に戻ったところ、
川霧が出ていたので急遽撮影を始めたのでした。

この続きのレポートは、次回お届けいたします。
参加者の皆さんが夢中で撮影したカタクリの群生地や、霧に霞むブナ林での撮影の様子を
お伝えいたしますので、ご期待ください!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


【2】
お待たせしました!
小国撮影会レポートの第2弾です。


2日目の朝食後は、梅花皮荘から温身平方面へ。
本来ならばバスで飯豊山荘まで行けるのですが、今年は例年になく残雪が多く、
温身平へ通じる道路がまだ通行止めだったので徒歩で向かいました。
小雨が降る中をしばらく歩いていくと……。



道路脇の残雪から、大量の冷気が滝のように流れ落ちていました。
豪雪地帯ならではの風景ですね。



玉川には川霧が立ち込めていました。




午後は一面に咲き乱れるカタクリの群生地へ。
「カタクリが撮れるとは思わなかった!」と、皆さん驚きながらも撮影に没頭!
鈴木さんは、その狙い方などを詳しくアドバイスしてくれました。




いよいよ最終日です。
早朝は、霧に霞む独特の形をした岩山を撮影しました。
その後、新緑の渓谷に行くと、ここにも川霧が立ち込めていました。



と、ここで鈴木さんのミニセミナーが突然始まりました。
ザックのレインカバーや色の違うタオルをスポット測光で測り、露出がどのように変化するかを
解説しているところです。



最後はブナが生い茂る健康の森へ。
雨に濡れたブナ林に霧が湧き、参加者の皆さんは大喜び。
ブナの幹は濡れて黒々と光り、優しい色合いの新緑と相まって美しい風景を見せてくれました。


残雪の森には行けなかったものの、さまざまな被写体を撮影した皆さんの表情は満足げ。
内容の濃い充実した3日間となりました。





# by fukei_photo-tour | 2011-06-29 11:30 | 撮影会レポート

辰野 清さんと行く春の伊那路、桜三昧の旅!【1】【2】

【1】
撮影会が行われる数日前、辰野さんとスタッフは大弱り。
それというのも、伊那谷の桜の開花が例年になく遅れていたからです。
しかし「早く咲いて!」という願いが通じたのか、それから暖かい日が続き、
撮影会当日には多くの桜が満開になりました。

まず最初に訪れたのは、宿がある中川村にほど近い飯田市。

桜の脇に椿が寄り添う珍しい風景を撮影しました。




撮影中は、辰野さんが一人一人丁寧に指導!
皆さんからは「わかりやすい」「疑問に思っていたことが解消した」との声が聞かれました。
その後、宿に戻り、辰野さんによるセミナーと
参加者の方々の作品添削を行って、一日目は終了しました。

翌日の早朝は、宿から5分の大草城趾公園での撮影です。

ここは桜の大木が数多くある場所で、しだれ桜や八重桜など桜の種類もさまざま。



夜半に降った雨が山間部では雪になっていたようです。
標高の高い中央アルプスの山肌は、うっすらと雪化粧していました。



しだれ桜の若木も満開を迎えていました。

2日目の日中は南信州を代表する有名な桜を撮影しました。
そのレポートは近日中にお届けしますので、お楽しみに!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


【2】
お待たせしました!
南信州撮影会のレポートの続きをお届けします。



2日目は、まず高森町の松源寺へ向かいました。
広々とした境内には、数本の桜の大木が花を咲かせていました。



その後、場所を移動して撮影したのは、満開のコブシの木。
「桜ばかりでは飽きてしまうので」という辰野さんならではの配慮です。


午後に訪れた麻績の里では、満開を迎えた舞台桜と石塚桜が圧巻でした。
この舞台桜は樹齢350年のしだれ桜で、横に大きく広がる姿がとても印象的。



舞台桜から数分歩くと、こんもりと盛り上がった小さな古墳の上に鎮座する
石塚桜が満開でした。澄んだ真っ青な空と桜のコントラストが実に見事!
絶好の撮影条件に恵まれ、参加者の皆さんはホクホク顔でした。



夕方には高森町の瑠璃寺へ。この境内には、数多くの桜の古木があります。



最終日の早朝は、吉瀬の桜へ。
夜が明けると、しだれ桜の背後に聳える残雪の中央アルプスが
モルゲンロートに染まりました。



朝食後に訪れたのは、やはり残雪の山々を背景に咲く満開の桜。
山々に囲まれた信州らしい風景です。

最後は駒ヶ根で可憐なスイセンを撮って、3日間の撮影会を締めくくりました。


# by fukei_photo-tour | 2011-06-22 16:17 | 撮影会レポート

米 美知子さんと行く常磐路、御来光と紅葉の渓谷

1泊2日で開催された「米 美知子さんと行く常磐路、御来光と紅葉の渓谷」。
茨城の渓谷の紅葉や、大洗海岸の日の出をめぐる撮影会です。

24日の朝に東京を発った一行は、常磐道を北上し
まず最初に紅葉の名所として名高い花貫渓谷へ向かいました。


対岸の紅葉を撮影する皆さん。渓谷に光が差し込み、立体感のある風景が撮れました。





渓谷の一角に広がっていたのは、落ち葉の絨毯。
色鮮やかな紅葉との組み合わせが、とてもフォトジェニックでした。



清らかな流れが特徴の花貫渓谷。渓谷沿いに遊歩道があるので、
気軽に散策しながら撮影できました。

翌日は大洗海岸へ。
海に目を向けると、そこには前日の穏やかな天気からはまったく想像できない
“絶景”が広がっていました。


岩礁に立つ「神磯の鳥居」を飲み込まんばかりに次々と押し寄せる大波。



しばらくすると、今度は波間から“けあらし”が立ち上り始めました。
予想もしなかった風景に出合い、参加者の皆さんは早朝から大興奮!



太陽が高く昇るにつれ海は一面黄金色に染まり、
皆さんからは「キリがない!」との嬉しい悲鳴が。
それでも波が打ちつける瞬間や、海鳥が海上を飛ぶタイミングを見計らって
数多くのシャッターを切っていました。



宿を出発して、次に向かったのは下滝。
黄色や橙色に染まったモミジが、滝の周囲を美しく染めていました。



ご覧の通り展望台は段状になっているので、思い思いの場所を選んで撮影できました。



数段にわかれて流れる滝と紅葉したモミジの組み合わせは、まさに“日本の美”。
撮影時間を延長して、ゆっくりと撮影しました。

思わぬ出合に恵まれて、帰りの皆さんの表情はとてもにこやか。
感動の余韻に浸りながら、東京へと向かったのでした。


# by fukei_photo-tour | 2011-06-16 15:47 | 撮影会レポート

山口高志×風景写真“ 塾” in 伊豆市2011[早春]

2月に伊豆で開催された、撮影会のレポートをお届けします。
この時期になると、伊豆半島は早くも春の彩りに包まれます。
その代名詞とも言えるのが「河津桜」です。

今回はその「河津桜」の撮影が一番の目的ですが、まず初日は伊豆半島内陸部にある
月ヶ瀬梅林へ行きました。




ピンク色の花をつけて可憐に咲く梅。
その傍らには、スイセンが植えられていました。



山口さん(中央)が、撮影した画像を皆さんに見せているところです。
液晶モニターが反射して見にくくならないように、被り布を使用しています。
プロ写真家ならではのアイデアですね。



宿に戻ってからは、セミナーと皆さんの作品の添削指導がスタートしました。
セミナーでは、山口さんが数日前に下見をしたときに撮影した写真をプロジェクターで上映。
被写体の狙い方やフレーミングなどを詳しく解説してくれました。

2日目は、いよいよ河津桜の撮影です。


まずは、菜の花畑で早朝撮影を開始。





そして、お待ちかねの河津桜が咲く下賀茂温泉へ。
雨が降ったおかげで、桜や菜の花の色はよりいっそう艶やかになりました。



午後は伊豆半島の先端部にある石廊崎へ。荒々しい海岸風景が続きます。



雨が降りやみ天気が回復した夕方は、天城トンネル付近でカツラの巨木などを撮影しました。



最終日の早朝は達磨山へ。
朝日が山肌を照らしたものの、あいにくと雲が垂れ込め、目の前に見えるはずの富士山は雲の中。



ところがしばらくすると、雲が取れて富士山がその雄姿を見せてくれました。
ここぞとばかりに、皆さんは夢中でシャッターを押していました。



最後に訪れた修善寺梅林。紅白の梅林が光を浴びて、美しく輝いていました。

「花あり、海あり、山あり」の三拍子揃った多彩な伊豆の風景を満喫した3日間となりました。


# by fukei_photo-tour | 2011-06-16 13:43 | 撮影会レポート
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『風景写真』の撮影会です


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