「辰野 清×風景写真“塾”in長野 2010年[秋]」撮影会レポート【1】【2】【3】
【1】
10月も半ばを過ぎ、いよいよ秋本番の季節になりましたね。
「今年の紅葉は少し遅れ気味」といった話も、ちらほら聞こえてきます。
皆さんは、もう紅葉撮影に行かれたのでしょうか?
編集部(亮)は、今月の12日から信州で開催された「長野風景写真“塾”」に同行してきました。
撮影地は、日本を代表する紅葉名所の乗鞍と蓼科です。
そのレポートをお届けいたします。
初日は開校式を終えると、すぐに蓼科へ移動しました。
まず最初に訪れたのは、ツガの原生林と滝を同時に撮影できる、辰野さんオススメの撮影スポットでした。
撮影が終わると再び塩尻のホテルに戻り、辰野さんのセミナーが始まりました。
セミナーでは、被写体を見つけてから作品にするまでどのように考えて撮り進めたらよいか、
辰野さんが実際に撮影した作品をもとに詳しく解説しました。
辰野さんが手に取っているのは、ハーフNDフィルター。
その選び方や使い方なども、詳しくレクチャーしてくれました。
会場からは「なるほど!」「とてもわかりやすい」という声が聞かれました。
翌日は、いよいよ乗鞍での紅葉撮影です。
その時のレポートについては近日中にアップしますので、もうしばらくお待ちください!
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【2】
お待たせしました!
「辰野 清×風景写真“塾”in長野 2010年[秋]」撮影会レポートの続編です。
2日目の早朝に乗鞍高原を訪れると、ちょうど乗鞍岳の朝焼けが始まったところでした。
皆さんはすぐさまカメラと三脚を抱えて、「まいめの池」へダッシュ!
池の周囲は赤や黄色の紅葉に彩られていました。
さらに池面には朝霧が漂っていて、願ってもない撮影条件に。
シラカバやウルシなどが色づく一ノ瀬園地。
上空には青空が広がり、清々しい朝の風景が広がりました。
朝の撮影を終えて次に向かったのは、標高2300メートルを越える位ヶ原。
道の両側では、ナナカマドやダケカンバの紅葉が見頃を迎えていました。
宿に戻って作品の添削指導が終わると、いよいよお待ちかねの夕食です。
信州名産の鯉の煮付けやマツタケなどに舌鼓を打ちながら写真談義に花が咲き、
宴会は大いに盛り上がりました。
そして翌日の蓼科では、紅葉の穴場スポットや静かな佇まいの池を
辰野さんが案内してくれたのです(つづく)。
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【3】
いよいよ最終日のレポートです。
この日も前日に引き続き、外がまだ暗いうちに宿を出発しました。
到着したのは奥蓼科にある御射鹿池。
紅葉の最盛期にはまだ早いものの、静かな山間の池の佇まいがとても魅力的でした。
その後、しばらく撮影していて、そろそろ次の場所へ移動しようという時間になったころ、
どこからともなく突然湧き始めた霧によって、あっという間に付近は幻想的な姿へと変わったのです。
最後の撮影場所は、大河原峠です。
色鮮やかな紅葉が眼前に広がり、たっぷりと時間をかけて撮影したいところ……でしたが、
御射鹿池での予期せぬ出合で撮影時間を延長したため、
残念ながら駆け足での撮影となってしまいました。
それでも帰り際の皆さんの表情は、とてもにこやか。
信州の美しい風景を満喫した3日間となりました。
by fukei_photo-tour
| 2010-10-21 18:10
| 撮影会レポート