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[ 2012-06 -26 20:02 ]
昨年の秋に引き続き、今回もこの地を訪れました!

例年、この時期には残雪が解けてしまうことが多いのですが、
今年は冬に降った雪の量が多かったため、
2日目の午前中に訪れるとあたりは一面の残雪に覆われていました。

しかも、ブナはつい2、3日前に芽吹き始めたばかり。
新緑とブナ林から見上げる青空のコントラストがとても美しく印象的でした。

こちらは早朝に訪れた星峠の棚田。
眼下に目を向けると、そこには朝霧が漂っていました。

しばらくすると太陽が遥か向こうの山並みから顔を出し、
やがて朝霧を美しく染めました。

まだたっぷりと雪が残っていた棚田。

この場所は、廃校になった学校の敷地跡。
桜が夕方の斜光線に浮かび上がっていました。
懐かしさを覚える風景です。
そして迎えた最終日。この日は、思いもよらぬ光景に出合えたのです。
それは山間の小さな集落にある、小高い丘の上にそびえる二本の桜の
古木を訪ねた時のこと。
松之山に精通した辰野さんでさえも、その桜の存在をそれまで知らなかったそうですが、
それもそのはず、地元の方の話によればなんと30年ぶりに咲いたというのです。

例年であれば、ウソなどの鳥に蕾を食べられてしまっていたのが、
今年は開花の時期がずれたことで食べられずに見事な花を咲かせたのでした。

桜のすぐ近くで、残雪の間から顔をのぞかせるフキノトウ。
付近にはミズバショウも咲いていて、まさに春の風景が盛り沢山でした。

辰野さんの指導にも熱が入ります。
さらに帰り際、何気なく上空を見上げてビックリ!

なんとそこには日暈が出現していたのです。
突然の出来事に驚きながらも、皆さんは桜と日暈を夢中で撮影していました。
帰路についた皆さんの表情は、千載一遇の風景に出合えた至福に満たされていました。